「友達と一緒にMinecraftを遊びたいけど、自分のPCでサーバーを立てるのは大変…」
「もっと安定した環境でMinecraftサーバーを運用したい!」
そんなあなたにおすすめなのが、VPS(Virtual Private Server)です。今回は、VPSを使ってMinecraftサーバーを構築する方法を、初心者にも分かりやすく解説します。
なぜVPSでMinecraftサーバーを立てるのか?
Minecraftサーバーを立てる方法はいくつかありますが、VPSには以下のようなメリットがあります。
自宅サーバーとの比較
VPSは24時間365日稼働しているため、いつでもMinecraftをプレイできます。
VPSは、高速で安定した回線に接続されているため、快適にプレイできます。
VPSは、グローバルIPアドレスを持っているため、ポート開放が不要な場合が多いです。(VPSによっては、ポート開放が必要な場合もあります。)
VPSは、必要に応じてスペック(CPU、メモリ、ストレージ)を柔軟に変更できます。
レンタルゲームサーバーとの比較
VPSは、レンタルゲームサーバーと比較して、自由度が高いです。サーバーの設定を細かく変更したり、好きなプラグインを導入したりできます。
VPSは、レンタルゲームサーバーと比較して、コストが安くなる場合があります。(特に、長期間利用する場合や、複数人で利用する場合)
VPSの選び方
Minecraftサーバーを立てるためのVPSを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
OS
Minecraftサーバー(Java版)は、Linuxで動作させることが一般的です。
Windows ServerでもMinecraftサーバー(Java版)を動作させることは可能です。
スペック
Minecraftサーバーのスペックは、特にメモリが重要です。
CPUは、それほど高性能なものは必要ありません。
Minecraftサーバーは、メモリを多く消費します。参加人数や導入するプラグインの数に応じて、十分なメモリを搭載したVPSを選びましょう。(例:2GB〜8GB以上)
Minecraftのワールドデータやプラグインを保存するためのストレージ容量が必要です。
ロケーション
Minecraftサーバーの設置場所は、プレイヤーの居住地に近い方が、ping値(応答速度)が低くなり、快適にプレイできます。
Minecraftサーバーの構築手順(Linux、Java版)
今回は、Linux(Ubuntu)にMinecraftサーバー(Java版)を構築する手順を解説します。
VPSの初期設定
VPSを契約したら、初期設定を行います。
SSH(Secure Shell)を使って、VPSにリモート接続できるように設定します。
不正アクセスを防ぐために、ファイアウォールを設定します。
Javaのインストール
Minecraftサーバー(Java版)を実行するには、Javaが必要です。
sudo apt update
sudo apt install openjdk-17-jdk-headless # または適切なバージョンのJava
Minecraftサーバーのダウンロード
Minecraft公式サイトから、サーバーファイルをダウンロードします。
wget https://launcher.mojang.com/v1/objects/[ハッシュ値]/server.jar #最新版のURL
最新版のURLは公式サイトで確認してください。
Minecraft サーバーをダウンロード | Minecraft
スクリーン(screen)の導入(推奨)
screenコマンドを使うと、SSH接続を切断した後も、Minecraftサーバーをバックグラウンドで実行し続けることができます。
sudo apt install screen
サーバーの起動
screen -S minecraft #任意の名前でscreenを起動
java -Xmx2048M -Xms2048M -jar server.jar nogui #メモリは環境に合わせて調整
初回起動時に利用規約への同意を求められます。eula.txtを編集し、eula=trueに変更してください。
サーバーの設定(server.properties)
server.propertiesファイルを編集して、Minecraftサーバーの設定を変更します。
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gamemode: ゲームモード(survival, creative, adventure, spectator)
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difficulty: 難易度(peaceful, easy, normal, hard)
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max-players: 最大プレイヤー数
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white-list: ホワイトリストの有効/無効
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motd: サーバーリストに表示するメッセージ
サーバーへの接続方法
Minecraftクライアントから、VPSのIPアドレスとポート番号(デフォルトは25565)を指定して、サーバーに接続します。
IPアドレスとポート番号
VPSのグローバルIPアドレスと、Minecraftサーバーのポート番号(デフォルトは25565)を、Minecraftクライアントに入力します。
ファイアウォールの設定確認
VPSのファイアウォールで、Minecraftサーバーのポート(デフォルトは25565)が開放されていることを確認します。
サーバーの管理・運用
Minecraftサーバーを安定して運用するには、以下の点に注意しましょう。
バックアップ
Minecraftのワールドデータは、定期的にバックアップしましょう。
プラグインの導入
Minecraftサーバーには、様々なプラグインを導入できます。(例:WorldEdit, EssentialsX)
ホワイトリストの管理
ホワイトリストを有効にすると、許可されたプレイヤーだけがサーバーに接続できるようになります。
不正アクセス対策
パスワードを複雑なものにする、rootでのログインを禁止するなど
まとめ
今回は、VPSを使ってMinecraftサーバーを構築する方法を解説しました。
VPSを使えば、24時間稼働の安定したMinecraftサーバーを、比較的簡単に構築できます。
「Minecraftサーバーを立てるのは難しそう…」
と思うかもしれませんが、手順通りに進めれば、必ず構築できます。ぜひ、VPSを活用して、友達と一緒にMinecraftの世界を楽しみましょう!
おすすめのVPSを下記の記事で紹介しています。
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