Node.js開発環境をVPSに構築!手順を分かりやすく解説

「Node.jsを使ってWebアプリケーションを開発したいけど、どこで開発するのが良いんだろう?」

「本番環境に近い環境で開発したい…」

そんなあなたにおすすめなのが、VPS(Virtual Private Server)です。今回は、VPSにNode.js開発環境を構築する手順を、初心者にも分かりやすく解説します。

なぜVPSにNode.js開発環境を構築するのか?

ローカル環境(自分のPC)でもNode.js開発はできますが、VPSに開発環境を構築すると、様々なメリットがあります。

ローカル環境との違い

ローカル環境は、手軽に開発を始められる反面、OSやミドルウェアのバージョンが本番環境と異なる場合があります。また、PCの電源を切ると、開発環境も停止してしまいます。

VPSのメリット

VPSは、24時間365日稼働しているため、いつでも開発を続けることができます。

VPSは、他のユーザーの影響を受けにくいため、安定した環境で開発できます。

VPSは、グローバルIPアドレスを持っていれば、外部からアクセスできます。開発中のWebアプリケーションを、他の人に公開してテストしてもらうことができます。

VPSに開発環境を構築することで、チームメンバー全員が同じ環境で開発できます。

VPSは、本番環境に近い環境で開発できるため、デプロイ時のトラブルを減らすことができます。

VPSの準備

まずは、VPSを準備しましょう。

VPSの選定

Node.js開発には、Linuxがおすすめです。Ubuntu、CentOS、Debianなどが人気です。

開発するWebアプリケーションの規模に合わせて、適切なスペックのVPSを選びましょう。

VPSの初期設定

VPSを契約したら、初期設定を行います。

SSH(Secure Shell)を使って、VPSにリモート接続できるように設定します。

不正アクセスを防ぐために、ファイアウォールを設定したり、不要なポートを閉じたりします。

Node.jsのインストール

VPSの準備ができたら、Node.jsをインストールします。

パッケージマネージャを使用する方法(推奨)

Linuxのパッケージマネージャを使うのが、最も簡単で確実な方法です。

sudo apt update
sudo apt install nodejs npm
sudo yum install nodejs npm

nvmを使う場合

curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.1/install.sh | bash
#シェルの再起動、またはsource ~/.bashrc等
nvm install --lts #LTS版をインストール

nvmを使えば、複数バージョンのNode.jsを簡単に切り替えることができます。

  1. nvmをインストールする。

  2. nvmを使って、必要なバージョンのNode.jsをインストールする。

公式サイトからダウンロードする方法

Node.jsの公式サイトから、ソースコードをダウンロードして、自分でビルドすることもできます。(上級者向け)

Node.jsの動作確認

Node.jsが正しくインストールされたか確認しましょう。

バージョン確認

node -v
npm -v

簡単なプログラムの実行

// app.js
console.log('Hello, Node.js!');
node app.js

開発を便利にするツール

Node.js開発を便利にするツールをいくつか紹介します。

npm(Node Package Manager)

Node.jsのパッケージ(モジュール)を管理するためのツールです。Node.jsをインストールすると、自動的にnpmもインストールされます。

pm2(Process Manager)

Node.jsアプリケーションをバックグラウンドで実行し、プロセスを管理するためのツールです。

エディタ/IDE

Node.jsの開発には、使い慣れたエディタやIDEを使いましょう。

Microsoftが開発している、高機能なエディタです。

ターミナル上で動作する、軽量で高機能なエディタです。

多機能なエディタです。

まとめ

今回は、VPSにNode.js開発環境を構築する手順を解説しました。

VPSにNode.js開発環境を構築することで、24時間稼働の安定した環境で開発でき、チーム開発も円滑に進められます。

「VPSは初めて…」という方も、手順通りに進めれば、必ず開発環境を構築できます!

より本格的なWebアプリケーション開発では、Webサーバー(NginxやApache)との連携が必要になります。
Node.jsでWebサーバーを立てて、VPSにデプロイすることで、開発したアプリケーションを世界に公開することができます。

ぜひ、VPSを活用して、Node.js開発を快適に進めてください!
新しいWebアプリケーション開発の可能性が広がるかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました